その背中の痛み、もしかすると病気のサインかも?
背中の痛みの原因を解説!

室内で過ごす機会が増えた今日では、一日中座りっぱなしでいるうちに肩や腰、背中に痛みを覚える人も多いでしょう。中でも背中の痛みは単なる姿勢の悪さから来ているものもありますが、場合によっては大切な疾患のサインであることもあります。このサインを放置すると病気が悪化し早期発見を逃す危険性もあるでしょう。

そこで今回は病気のサインかもしれない背中の痛みについて解説します。

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背中の痛みの原因

背中の痛みには、背中の筋肉そのものに起因する痛みと、背中とは別の部分の不調が背中の痛みとなって現れるものの2種類があります。中でも背中の筋肉に起因しない痛みの場合にはすぐに病院で診察を受けることをおすすめします。

過剰な筋肉疲労によるもの

これは背中の筋肉そのものに起因する痛みです。長時間スポーツや肉体労働の仕事で背中の筋肉を酷使した結果、背中の筋肉が疲労し痛みとなって現れた状態です。過剰な運動による筋肉疲労が原因の場合には、その原因である過剰な運動を控えるか、控えることが難しい場合にはしっかり栄養を摂取したり、ストレッチや十分な睡眠を取ることで解消されます。

姿勢の悪さによるもの

テレワークという働き方が増えた今、一日中机に向かって座りっぱなしの人や、長時間のパソコン作業を毎日している人など、長時間同じ姿勢のままでいる人が増えてきています。長時間同じ姿勢でいると背中の筋肉の緊張状態が続き、筋肉への疲労が蓄積することで背中の痛みを引き起こします。

また、その上デスクワークは姿勢が悪くなりやすいです。姿勢が悪い状態で長時間作業をしているとさらに筋肉への疲労が蓄積してしまい血流も悪くなり痛みが強くなります。姿勢が悪くなると背中の痛みに限らず内臓の圧迫・頭痛・自律神経の乱れなど、さまざまな健康被害を引き起こします。そのため、早急に姿勢を矯正することが望ましいでしょう。

病気のサインとしての背中の痛み

ここまでお話してきた背中の痛みの原因は背中の筋肉疲労によって痛みが出ているものでしたが、背中の痛みは必ずしも背中の筋肉に原因があるものとは限りません。病気のサインとしての背中の痛みは、その病気によって痛みの性質が異なります。そのため、後述するそれぞれの病気ごとに症状に当てはまる背中の痛みを感じたら、医療機関を受診することを強くおすすめします。

病気のサインかもしれない背中の痛み

病気のサインとして現れる肩の痛みには、その病気の種類によってさまざまな痛みの感じ方があります。また、肩の痛み以外に別の症状が併発している場合にも注意が必要です。

腰痛や背中の痛みと一緒に発熱・嘔吐・吐き気がある場合

背中の痛み以外に発熱・嘔吐・吐き気がある場合には胆石症のサインの可能性があります。胆石症とは、胆道の中で胆汁が固まった胆石ができる病気です。胆石ができただけでは症状は現れませんが、胆石が詰まった際に現れる胆石発作が起きると激しい腹痛が現れます。胆石発作の場合には腹痛だけでなく発熱や右肩や背中に痛みが出ることもあります。

背中から腰にかけての痛みや足の指にしびれがある場合

背中の痛みと一緒に足の指にしびれが出ている場合には、椎間板ヘルニアのサインかもしれません。椎間板ヘルニアとは、骨同士をつないでクッションのような役割を果たしている椎間板に亀裂が入ることで、中身が飛び出した状態のものをいいます。椎間板から飛び出した中身が神経を圧迫することで背中や腰にかけて痛みを伴い、足の後ろや指にしびれや痛みが出ることもあります。体にしびれを感じる場合には神経に何らかの異常がある場合があるので、すぐにひかないしびれを感じた場合には医療機関を受診しましょう。

背中の痛みを感じ始めてから猫背になった・身長が低くなった場合

背中の痛み以外にも、外見に変化が生じた場合も注意が必要です。背中の痛みと同時期に猫背になる人の中には、骨粗しょう症が原因で背骨の圧迫骨折を起こす人もいます。背骨の圧迫骨折を起こすと背中が丸くなり猫背状態になることや、骨折した分身長が縮むといった症状が現れることがあります。

背中の痛み以外に胸が締め付けられるような痛みを伴う場合

背中の痛み以外に胸の痛みも併発している場合には狭心症の可能性があります。狭心症は心臓の血管が動脈硬化により狭くなることで、心臓に十分な血液を運べない状態のものをいいます。この状態になると、胸が締め付けられるような痛みや呼吸困難、肩や背中などに痛みが生じることもあるでしょう。

狭心症を放置しておくと狭くなった血管に血栓がつまり最悪心筋梗塞で死に至る可能性もあるので、このような症状に気づいたら一刻も早く病院で診察を受けましょう。

まとめ

今回は病気のサインとしての背中の痛みについてお話しました。背中の痛みを感じる原因にはさまざまありますが、背中の痛み以外に症状が出ている場合には病気のサインの場合もありますので、詳しい症状を確認して一度病院で診てもらうようにしましょう。

病気は早期発見すれば大事に至ることは少ないものです。早めに病気のサインをキャッチしていつまでも健康な体を維持しましょう。

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