2023年06月30日

首を倒すと痛い。背中あたりにも痛み違和感がある

首に問題がある方の症状の1つとして、『上を向くと首の付け根につまり感を感じる!』があります。なぜこのつまり感を感じるのでしょうか?

例えばデスクワークなどに8時間も向っていると首と腰が痛くなります。
この時にどのようなメカニズムで、上を向くと痛みが出るか説明いたします。

上を向くと首に痛めを感じるメカニズムの大きく3つの理由
1、 姿勢が悪いことにより首への負荷がかかりすぎる

2、 首の中でも動きやすい場所、動きにくい場所にわかれる

3、連動した動きがないために痛みや違和感を感じる

4、どうすれば解決するのか

1.姿勢が悪いことにより首への負荷がかかりすぎる

頭が前に出る事により頭の重さを支える首への負荷も多くなります。通常の頭は体重の8%あります。
平均は約5kgです。
それが、頭の位置が5cm 10cmと前にいくと頭の重さが20kg 30kgと首にかかる負荷が変わります。頭の重さは変わらないのだが、頭が前に出る事で首の筋肉で頑張って支えることになる。そうなると、首の筋肉に負担がかかることになります。

ではどの首の筋肉なのか?
ここでのテーマは、『上を向くと首の付け根につまり感を感じる!』させる原因の筋は、
1、肩甲挙筋

2、大・小菱形筋

3、僧帽筋

4、上後鋸筋

2.3首の中でも動きやすい場所、動きにくい場所に分かれる、連動した動きがないために痛みや違和感を感じる

関節の動きを失う原因としては、2つあります。

1つは、関節が多く存在している場所は剛性が強くなりやすいため可動域を失いやすい2つ目は、筋が色々の方向に、また複数の筋が存在するため癒着しやすいと言われています。
 そのため、頸椎の中でも上部は可動性が失われやすい場所になっているし、胸椎も可動性が失われやすい場所になります。

よって、動きやすい部位と固まる部位に分かれるように構造的になります。
 上位頸椎と上位胸椎が固まりやすくなりやすい場所になり、過剰に動いてしまう下位頸椎にヘルニアが多くなります。

首・肩甲骨まわりの筋の緊張により肩甲骨を上に引き上げる (肩をすくめるような姿勢になる)。(これが傷害へとつながるケースは多いです)
背中をみて肩甲骨の位置異常があったら、かなり首・肩・肩甲骨周囲の筋バランスが崩れていることがみてわかります。

歪みが原因で、肩甲骨の痛みが左に出るケースもあります。
身体に歪みがあると、肩甲骨周辺にも影響が及んでしまいます。
特に骨盤が歪めば、背中や肩などにも影響してしまうため、 肩甲骨周辺の筋肉が緊張し、こわばってしまいます。
緊張したままの状態が続くと、筋肉は硬くこわばり、 ちょっとした負荷をきっかけに、傷がつくことがあります。 重い物を持ち上げたり、腕を振り回したり、ささいな動作により、 傷つくことで、弱っていた肩甲骨の左側に痛みが出てしまう。
首から背中まで連動した関節の動きがある事がとてもたいせつになる。

4.どうすれば?


・筋・腱・靭帯の動きを作る

長時間のデスクワークまたは、長時間の不良姿勢によるPC・スマホの使用により、背中が丸まり、頭部を前方に移動させる。

そうすることで首から背中全体に持続的な筋のコリが起きる。コリの期間が長ければ長いほど、筋・関節は癒着し可動性を失う。

当然、筋・腱・靭帯は硬くなってますし、関節の動きも制限します。いわゆる、『関節拘縮』というものです。安静にしても、現状何も変わりません。筋・腱・靭帯をどのように変えていけるかが第1の課題です。そのため、筋の緊張をなくし、伸び縮みを作る。関節の動きも作らなければカラダは変わらない。悪かった期間が長ければカラダが変わるまでの期間にも変化があります。

・首・背中・腰と柔らかい脊柱を作る

首と頭は、胴体部分と連結してつながっています。

首の問題を解決するには、背中の可動域がものすごく重要になります。本来は、首・背中と連動して動くはずなのに、背中が固まって動かない状態だと局所への負担が大きくかかります。

胴体にある骨は、胸椎・肋骨・肩甲骨・鎖骨など。これらの関節が首と一緒に連動して動く。

しなやかに動くからこそ局所への負担が蓄積せずキャパを超えないため痛みも出ないようになります。痛みを繰り返すから筋肉が固くなったり、関節の動きの制限を作ったり、痛みが出やすいカラダを作ってしまいます。

首だけの問題ではなく、どうやったら局所への負担を軽減させられるか!!それは脊柱の連動性です。

この脊柱の連動性が大事な要因になります。

・ストレスを溜めない

仕事でストレスがたまると『歯ぎしり・噛みくせ』をしてしまいます。

『歯ぎしり・噛みくせ』は、首の筋をかたくさせるため、頭痛や寝違いを起こす原因の1つになります

。歯ぎしり・噛みくせ・ストレス・首痛いのワードで引っかかる場合は、『自律神経』の関与も視野にいれる必要があります。
もし、噛みくせがあるなら、舌を上に押しつけることで、噛みくせは解消されます!

・筋の機能を正常に回復させる運動療法をする

首・肩こりは運動する事でカラダは変わる
筋の緊張がなくなり、関節が動くようになったら、痛みが出ないカラダを作らなければなりません。当施設の運動療法は漠然とした運動ではなく、カラダの問題点に対してアプローチしていきます。例えば、筋肉といっても色々な形態があります。筋肉が「縮んだ筋肉」や「伸びきった筋肉」「神経伝達しなくなり収縮しない筋肉」などなど色々あります。これらに対してカラダを動かして刺激を入れて機能を回復させていきます。

まとめ

何事に対しても身体の問題点には,しっかりとアプローチをかけていきましょう。
筋肉が硬い!だから、マッサージして筋肉を緩めましょう。

カラダが硬い!だからストレッチしましょう。

ここの筋肉が弱い。だから筋トレしましょう!!骨盤が歪んでいます。だから骨格を整えましょう。

よく耳にする言葉ですが、これでは痛みを出す根本原因へのアプローチにはなりません。

積極的なアプローチとは、気持ちいいリラクゼーションではなく、固まっている筋や関節の動きを積極的に作ること。積極的に何度も何度も刺激を入れて動かすことで動かなかった関節も動いてきます!

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