2024年06月21日

運動が健康状態に与える影響とは!?

「運動不足を感じている」
「健康のために運動しないと」
と思われることから、毎日ウォーキングをしたり、自宅で出来る「宅トレ」、ヨガなどに行っておられる方などおられるかと思います。

「運動やスポーツをすることは何となく身体に良いと思っているけど、どんなことが起きているのか」というのは意外と理解されていない方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は「運動は健康に良い」というのを多くの方に理解してもらえている上で、「運動にはこんな効果があるから良いのか」「絶対にした方が良い」という所まで更に深く理解してもらえるよう、運動がカラダに与える影響という観点から書かせていただきます。

運動を行うことで、得られる効果

・体力や持久力がつくことで、身体活動(普段の生活での動きなど)を行いやすくなること。
・摂取した物を運動で消費することで、脂肪の蓄積を防ぎ、肥満が原因となる「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」などの生活習慣病の予防になる。
・筋トレやストレッチによって、筋力・筋肉量の増加、柔軟性を高めることが出来、膝痛や腰痛などの運動器疾患によるトラブルを改善する可能性が高まる。
・健康的な体格を維持することで、自己効力感が高まる。
・爽快感や達成感を得ることで、ストレス発散や精神的な充実を得ることが出来、精神的な安定がもたらされる。
精神的な安定としては、
「認知症の低減」「不定愁訴の低減」「気分転換やストレス解消」があります。

運動とは具体的にどんなことをすれば良いのか

・筋力トレーニング
筋力トレーニングによって、運動を行うための筋力、筋肉量の向上が期待でき、歩行時や立位時の姿勢を保つために大切な筋力維持をすることが出来るようになります。
普段、当たり前のように歩いたり、立ったり出来るているのは最低限の筋力があるお陰です。
加齢と共に筋力の低下が早くなってしまいます。
特に抗重力筋である臀筋(お尻の筋肉)、下腿三頭筋(ふくらはぎ)などの下肢の筋肉の低下が起こりやすくなります。
例:スクワットやかかと上げなど

有酸素運動

全身を使った運動によって酸素を取り込み、筋肉を動かすことで身体を動かすために必要な基本的な体力・持久力・心肺機能を向上させることが出来ます。
有酸素運動はエネルギーの消費量が多く、他の運動などに比べて、血圧が上がりにくく、怪我や事故のリスクなども低くなります。
基本的には安全に誰もが始めやすい運動になるので、運動が苦手な方でも生活に取り入れやすく、継続しやすい傾向にあります。
例:ウォーキングやランニング、自転車こぎ、水泳など

ストレッチ

ストレッチは筋肉を伸ばしてあげることで、柔軟性が高くなり、血液やリンパの流れが良くなって、身体の隅々まで栄養を行き渡せるようになります。
それだけでなく、柔軟性が高くなると、運動する際の怪我の予防であったり、運動後の疲労回復に役立てることが出来たり、血流が良くなることで、肩こりや腰痛などの改善が期待出来ます。
筋肉が伸びているの意識して、息を止めないように意識しましょう。
※呼吸が止まるくらいまでやってしまうと、筋肉が硬くなってしまい、ストレッチの効果が下がってしまいます。

過度な運動になりすぎないように注意

健康面を意識して始めた運動に熱が入ってきてしまったり、週の中で1日だけ追い込んで、後の6日をゆっくり出来るようにとなったりする方もおられると思います。
過度な運動を行ってしまうと、関節や腱への負担が大きくなり、怪我のリスクが高まってしまいます。
怪我をしてしまうと、治るまでの期間に筋肉を使うことが出来ず、衰える上、日常生活に支障が出てしまうこともあります。
運動を行えない期間が出来てしまうと、そのまま「もういいや」と復帰することが困難になる可能性も出てきてしまいます。
まずは、継続出来る範囲の運動を行うことをオススメします。
強度も違えば、疲労度も違うかと思いますので、疲れていると感じる時には、しっかりと休養を取るようにしましょう。

運動の効果は美容や学力にまで!?

適度な量を食べて、適度な量の運動を行うことでキレイに痩せる女性は、健康面から見て理想的です。
その反対で、「ダイエットが目的だけど、運動は嫌いだからその分、食べないようにする」という女性の方も多いかと思います。
見た目は、痩せているかもしれませんが、肥満の方と同じくらい糖尿病のリスクがあると言われています。

これはダイエットにおける落とし穴で、

「栄養が不足していれば、筋肉が落ちていく」
「運動をしなければ、筋肉が落ち、脂肪が蓄積されていく」
というようなことになってしまいます。
それどころか、栄養不足は肌荒れの原因になることもあり、健康的なダイエットとは言えません。

ある調べでは、成功したダイエットランキングの1位に「運動を行うこと」という調査結果もあります。

運動によって、血行が促進出来ることで、冷え性や美肌効果にも役立てられることが出来ます。

学力の面では、
アメリカで小・中学生95万人を対象に、大規模な調査を行った所、筋力・持久力・体脂肪率などの総合的な体力調査と学力の成績との関連性を分析した研究では、体力調査で成績が高い子どもは、学力の面でも優秀な成績を残しているという結果もあります。
運動を行うと、脳の神経細胞の増加や記憶をつかさどる海馬が大きくなることが分かっていて、運動後は脳への脳への血流が増すことで活性化されます。
思考力や集中力のUPが期待出来るので、学力向上の効果もあると考えられます。

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まとめ

今回は「運動が健康状態に与える影響について」書かせていただきました。

運動は、精神面の安定、健康促進、日常生活の充実、美容などの効果が期待でき、多くの方にオススメとなります。
まずは、無理のない範囲で生活の一部として、習慣化することから始めてみることが大切です。
人と比べてしまうのではなく、ご自身の健康状態を考慮しながら行うようにしていきましょう!