2024年08月23日

肩こりとは?目の疲れ・眼精疲労との関係

肩こりとは?目の疲れ・眼精疲労との関係

肩こりとは、首や肩回り、背中にかけての筋肉がこわばり、だるさや重さを感じたり、痛みを伴う症状のことを指します。

肩こりが原因で起こる症状には以下があります。
・頭痛
・吐き気
・めまい
・眼精疲労
・倦怠感
・腕・手のしびれ

肩こりと同時にこのような症状が出る方も少なくありません。

慢性的な肩こりに悩んでいる人も多く、湿布を貼るなどの対処をしても、痛みが引かないケースもあります。

肩こりの原因

肩こりは、肩回りの筋肉が緊張状態になって、血行不良に陥ると起こりやすくなります。

頭の重さは5~7kgあり、重い頭を支えているのが首と肩です。

それを支えるために肩周りの筋肉は緊張し続けている事になり疲労が溜まってしまいます。疲労がたまると筋肉は膨張し血の巡りが悪くなってしまいます。

欧米人と比べて日本人は頭の大きさの割に首から肩にかけての骨格がきゃしゃで筋肉量も少ないです。

そのため、日本人は体形的に肩こりになりやすいと言えるでしょう。

肩こりになる原因は、

・長時間同じ姿勢でいる
・筋肉疲労
・運動不足
・ストレス
・高血圧
などによることもありますが、目の疲れ・眼精疲労によって肩こりが引き起こされることもあります。

目から入った情報は、抹消神経を通って脳に伝達されます。

抹消神経の多くは目の奥や肩周りに集中しているため、目が疲れている状況や、眼精疲労になると肩回りの筋肉が緊張状態になることが多いのです。

こんな人は肩こりになりやすい

特に次の人は疲れ目になりやすい傾向があります。

・仕事でパソコンを使っている人
・スマートフォンやゲーム機をよく使用する人
・コンタクトレンズを付けている人

スマートフォンが普及した昨今において、パソコンやスマホを一度も見ない日はほぼないでしょう。
いつも何気なくしている行動が、目を酷使しています。

パソコンを見ているときは瞬きの回数が減りやすく、眼球が乾燥してピント合いづらくなり、疲れ目になることがあります。

また、パソコン操作しているときには同じ体勢で、肩を少しすぼめた体勢や猫背になることがあるので、肩回りの筋肉が緊張状態になりやすくなります。

さらに、スマートフォンやゲーム機、パソコンなどから発せられている「ブルーライト」が原因になっていることもあります。

ブルーライトは波長が短い光なので散乱しやすく、ぼやけて見えてしまうため、瞳は何度も水晶体を動かしてピントを合わせなければいけません。

つまり、ブルーライトを多く浴びることは、通常よりも目に与える負担が大きくなってしまうのです。

またコンタクトレンズを付けている人も、目が乾燥しやすく疲れやすい傾向にあります。

現代人に欠かせないスマホやパソコン

最近はスマホでYouTubeを見るのが日課、という方も多いのではないでしょうか。
ただ、長時間眺めていると目が疲れてきますよね。

通常の疲れ目であればしっかりと睡眠をとることで解消されますが、疲れが慢性化すると様々な症状がでてきます。
目がかすんだり、充血、まぶしく感じるなどの目全般の不調のほか、肩こりや頭痛、めまいなどです。

このように、目だけでなく全身に不調が現れ、きちんと休息をとっても回復しない状態を眼精疲労と言います。

目の疲れからくる肩こりの特徴


目の疲れからくる肩こりにはいくつかの特徴があります。
肩こりの症状と一緒に、下記の症状が出ている場合は、目の疲れが原因で引き起こされている可能性があります。
自分に当てはまるものが無いかチェックしてみてください。

・頭が重い気がする
・頭痛の症状がある
・目がチカチカする
・視界がぼやける時がある
・ピントが合いにくくなる

目が疲れている場合、目の奥が熱く感じたり、痛みを生じたりすることがあります。

また、こめかみの部分には目の神経が複数あるので、押してみることで目の疲れを確認することができます。

肩こりと一緒に目の周辺や眼球の疲れが確認できたら、目の疲れからくる肩こりである可能性が高いです。

目に負担がかからない作業環境とは?

・部屋の明るさ

最も目が疲れにくいのは、モニターと手元の明るさが同程度のときです。明るすぎず暗すぎず、ちょうどよい加減に調整しましょう。

・空調

風が直接目に入ってくるようだと、どうしても目が乾きます。ドライアイは眼精疲労に繋がりますので、作業をするときは、エアコンの風が直接当たるような場所を避けましょう。

・モニターとの距離

モニターとの距離が近すぎる場合にも目に負担がかかり、疲れてしまいます。目に優しい距離は、だいたい40cm以上です。適切な距離を保ちましょう。

・目線

モニターを見る目線も重要です。ちょっと下あたりを見るような感じが一番自然な角度で、目に負担がかかりません。モニターは目線が少々下向きになるような位置に置けるとよいでしょう。

・時間

長時間継続して目を使うのも、眼精疲労の原因となります。1時間ほど作業したら、必ず10分は休憩していただきたいと思います。ただし、休憩だからといってスマートフォンを見たりタブレットを見たりするのは、結局目を使っているので、疲れが取れません。休憩時には目を休めたり、遠くを見たりして、工夫しながら過ごしましょう。

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まとめ

今回は「肩こりとは?目の疲れ・眼精疲労との関係」について書かせていただきました。

パソコンやスマホが普及したため、つい長時間見入ってしまうことが増え、肩こりや眼精疲労は現代病とも言えるでしょう。

眼精疲労がある人の50%は肩こりの症状があるといわれています。

普段何気なく見ているパソコンやスマホを操作する時の姿勢に気を付けるだけでも大切になってきます。

日々の日常生活の中で当たり前になっていることが身体の不調に繋がっています。

今回の記事を読まれてなにか意識が変わればと思っております!

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