整体に通うベストな頻度って？効果を持続させる通い方を解説！

デスクワークで座っている時間が長い、また暇さえあればスマートフォンの画面を見ているといった生活は、私たちの体に腰痛や肩こりなどさまざまな体の不調をもたらします。こうした不調を解消する手段の一つに整体があります。整体にはじめて通う場合、どれくらいの頻度で施術を受ければいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は施術の効果が続きやすい、整体の理想的な頻度について解説します。

整体にはどれくらい通うの？

整体は、施術者（整体師）が全身を使って背骨や骨盤などのズレやゆがみを矯正し、体全体のバランスを整えてコリや痛みを改善に導くことを目的に行います。病院で行われる治療とは異なり、1度施術を受けたから治る、というものではないことを理解しておきましょう。施術の頻度は通常、施術初期、回復期、メンテナンス期によって変わります。

施術初期

初回から3回目までの施術初期は、週に1〜2回、3～4日に1回の頻度で施術を受けるのがよいでしょう。これまで長い間蓄積してきたコリや筋肉の緊張が一度や二度の施術でほぐれることは少なく、またほぐれたとしてもすぐに元に戻る可能性が高いため、はじめのこの時期は集中して施術を受けるようにします。施術後は楽になったと感じても数日後には痛みが出たり、コリを感じたりすることがあります。

回復期

痛みや症状の落ち着いてくる時期が回復期です。この時期には、週に1回のペースで4〜6回ほど施術を受けるのが理想的です。この時期には初期と同じような頻度で施術しなくても痛みは感じにくくなっていることがほとんどですが、この時期にもう良くなったからと止めてしまうと施術前の状態に戻ってしまいます。自己判断で通院を止めないようにしましょう。

メンテナンス期

この時期になると痛みを感じることはほぼなくなり、メンテナンスを目的とした施術に移行します。通院を終了しても問題はありませんが、月に1回ペースで施術を受けると効果が持続しやすく、また定期的に整体師に体をチェックしてもらえるため、利用者自身で気づかなかった症状がわかることもあります。

3つの時期は目安となるものであり、実際の通院頻度は症状の具合など個人の状態により変わります。整体師に相談して決めていきましょう。

通うのが難しいときは

忙しくて整体に通う時間がない、また費用が高額になるなどの理由により、理想的な頻度で通えないという方もいるでしょう。そのような場合に取れる対策には次のようなものがあります。

施術スケジュールを変更する

理想的な通院頻度で通うのが難しい場合は、整体師に相談し通える範囲内でできる施術計画を立ててもらいましょう。頻度が減る分、通う期間は長くなります。

生活習慣、クセを見直す

腰痛や肩こりの原因は、無意識のうちに毎日とる悪い姿勢によって身体がゆがむことにあります。たとえば、

• 立ち仕事やデスクワークなど長い時間同じ姿勢でいることが多い
• 猫背
• あまり動かない
• 座るときに足を組んでしまう
• ハイヒールを履く
• 頬杖をつく
• バッグは同じ方の手や肩で持つ
• 食べるときは片側の歯ばかりで噛む
• 座るとき背もたれに寄りかかる
• パソコンを見る時首が前に出ている

といった動作は身体をゆがませてしまいます。これらの習慣を見直し、気づいたら直すようにすると整体の効果を長続きさせられます。整体に通う頻度が増やせない場合はとくに心がけましょう。

セルフケアを行う

整体院では通常、施術を受けるだけではなく、普段の生活で気をつけることやストレッチのやり方などについてアドバイスが受けられます。実践すればゆがみの少ない状態をキープできる時間が長くなるため、結果的に通院頻度を減らすことにつながるでしょう。また、食事や睡眠、運動などにも気を配ることも整体の効果を長持ちさせる点でプラスになります。

通っても良くならないとき

整体に通っていてもなかなか効果が実感できないこともあります。考えられる原因はどういったものがあるのでしょうか。

施術方法が合わない、技術が不足している

整体は1回の施術で劇的な効果がある方法ではなく、回数を重ねることで徐々に状態を良くしていくものです。何回か施術を受けても改善する様子が見られない場合は、施術が自分に合っていないことが考えられます。体質や症状の原因は一人ひとり異なるため、他の人に効果があっても自分には合わないこともあります。何度か施術を受けても効果がわからないときや、もみ返し（施術を受けた後に身体に良くない反応があること）があるといった場合は通院をやめ、自分に合った整体院・整体師を探しましょう。

身体のゆがみ以外に原因がある

不調や痛みが体のゆがみではなく内蔵疾患から来ていることもあります。この場合は整体で改善できません。たとえば腰痛は消化器系や婦人科系、腎臓などの病気が原因の場合があります。痛みが強いとき、ひどくなってきたという場合はすみやかに病院へ行きましょう。

まとめ