2023年06月15日

有酸素運動と筋トレの関係性

ウォーキングなどの有酸素運動と

筋トレなどの無酸素運動では「どちらが効果を得られるのか?」と
疑問を持たれる方はおられないでしょうか。

今回は「有酸素運動」と「筋トレ」を比較し、その違いや関係について書かせていただき、互いの魅力を理解していただければと思います。

有酸素運動と筋トレについて

まずは、有酸素運動と筋トレについて理解していきましょう!

有酸素運動とは、
「呼吸をしながら行う運動」のことで、主に
・ウォーキング
・ジョギング
・水泳
・エアロビクス

などの運動が有酸素運動として挙げられます。

有酸素運動は、
脂肪をエネルギー源として使用することで、体脂肪燃焼の効果があったり、呼吸循環器系の機能向上が期待出来るなど、様々な生活習慣病の原因を予防、改善してくれる効果があります。

筋トレは、
「無酸素運動」と呼ばれるモノに属し、こちらは、有酸素運動の反対で「呼吸をせずに行う運動」ということではなく、「短時間に強い力を発揮する運動」になります。

無酸素運動は筋トレ以外に
・短距離走
・投てき
・重量挙げ

などが挙げられます。

この無酸素運動では、
糖質をエネルギー源として使用し、「基礎代謝(体温の維持、心臓、呼吸などの人が生きていくために最低限必要なエネルギー)」を向上させる効果があります。

また、筋肉の繊維にも違いがあり、
有酸素運動では「遅筋繊維」という瞬時に大きな力を発揮することが出来ない、ゆっくりと収縮する筋肉なのに対して、
無酸素運動では「速筋繊維」という瞬発力やパワーが必要な運動などの素早く収縮することが出来る筋肉に分けられます。

例えば、陸上競技の長距離選手と短距離選手に例えると分かりやすいかもしれません。
長い距離を走るマラソンなどは、瞬発力やパワーは他の競技よりも必要性が無いため、比較的細身の選手が多いと思います。

反対に100m、200mなどの選手は、10秒や20秒の間で最大限のパワーを発揮しなければならないため、速筋繊維の発達している少しガッシリとした選手が多いです。

他にも投てき系の種目の選手なんかも体格の良い選手が多いと思います。
これらのことを見ていただくと、同じ運動でも違いが明らかに分かると思います。

有酸素運動と筋トレについて理解出来た次は自分にはどちら向きなのかを理解していきましょう!

〇〇な人には〇〇

前述では、有酸素運動と筋トレについて説明させていただきました。


ここからは、
「ダイエットしたい」、「筋肉を付けたい」、「健康面で改善したい」などその人その人の目的に合わせて、どちらが良いのかというのを見極めていきましょう!

ダイエット、ボディーメイク(筋肉を付けたい方も含む)は”筋トレ”

筋肉を付けたい方は筋トレをしなければと理解出来ると思うのですが、「ダイエットや引き締まった身体を目指すボディーメイクでは何故筋トレ良いのか?」と思われる方もおられると思います。

まず、前述でも少し触れた「基礎代謝」がポイントになってきます。

基礎代謝を詳しく説明させていただくと、人は何をしていなくても必ず呼吸を行います。

そうすることで、心臓などの臓器は常に活動し、エネルギーが消費されている状態になるので、ここで消費される量が「基礎代謝」というモノになります。

なので、基礎代謝が高ければ高いほど、「太りにくい体質」「瘠せやすい身体」に近づいていくということになります。

基礎代謝を高くするためには、筋肉量を増やさなければなりません。


考え方としては、

「筋肉量=基礎代謝」

というように思っていただければと思います。

筋トレは、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動に比べて、より多くの筋肉を使用することで「消費するカロリーも多い」ことから、ダイエットやボディーメイクで効果を得られやすいため、筋トレをオススメします!

健康のために運動するのであれば”有酸素運動”

「健康を維持していきたい」という方は、有酸素運動をオススメします!
もちろん、筋トレを行った方が弱っていく筋肉を刺激し、血流を促進していくため、健康にも良いのですが、

特に健康を意識されるのは、少し年齢が高い方が多いと思いますので、「筋トレは不安やしんどさ」を感じることがあるかと思います。

また、筋トレに比べて、重りを使ったり、道具を扱うということが少ないため、怪我をするリスクが少なくなりますが、負荷が弱い分、効果を感じるのは筋トレよりも遅いという面があります。


これらのことから、
ダイエット、ボディーメイクを目的とする方は”筋トレ”、

健康のために運動したい方は、どこでも簡単に始めることが出来る”有酸素運動”
というように分けられます。

筋トレと有酸素運動を両方行うのは?

ここまでの記事を読んでいただいた方は、
「一緒に行うのはダメなの?」と思われる方もおられると思います。

結論から言うと、
「筋トレと有酸素運動を組み合わせた方が体脂肪を減らす効果が増えます」
ただ、組み合わせる場合は注意することがありますので、その注意点を紹介していきます。

注意することとしては、
有酸素運動を行う時間が長くなればなるほど、「上半身」の筋肉にはほとんど影響しないのですが、下半身の筋肉量や筋力が低下してしまうという点です。

ではどのくらいの頻度で行えば良いのか?
有酸素運動を行う時間が1日30分を超えてしまうと、下半身の筋トレ効果が下がり始め、60分を超えてくると、筋肥大効果がほぼゼロにに近くなってしまいます。

となると、1回に行っても良い有酸素運動の時間は「30分以内」ということになります。

では、次は回数です。

週に1回程度あれば、筋肉に対しての影響はありませんが、週3回を超えてしまうと、筋トレの効果が低減する確率が上がってしまいますので、回数としては、週に3回までを推奨します。

「体力を付けたい」、「ダイエットしたい」という方はあまり気にしなくても良いのですが、スポーツ選手やボディーメイクなどで筋肉量を低下させたくない方はこれらのことに注意して有酸素運動を行うようにしましょう!

まとめ

今回は「有酸素運動と筋トレの関係性」について書かせていただきました。

「筋トレはしんどいから、有酸素運動を出来るだけ」と思われていた方もおられると思いますし、

「筋トレは逆に太くなるから出来ない」と思われている方もおられたかと思います。

勿論、どちらにもメリット・デメリットが存在するので、ご自身が続けられる方法で理想の身体を目指していきましょう!

確実に言えることは、有酸素運動を行うにしても、筋トレを行うにしても、続けていかなければ効果は産まれません!

自分が楽しく、続けられる方法、正しいやり方というのをこの記事を読んでいただき、見つめ直していただければと思います!

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