2023年10月01日

肩甲骨から脇にかけての痛み その理由とは!?

肩甲骨から脇にかけての痛み

肩甲骨から脇にかける痛みは、様々な原因が考えられます。一般的な原因としては、以下の可能性があります:

 

1. 筋肉の緊張やストレス: 肩や背中の筋肉が過度に緊張することが痛みの原因になることがあります。長時間の不適切な姿勢や重いものの持ち運びなどが関与することがあります。

 

2. 筋肉や軟部組織の損傷: 筋肉や軟部組織の怪我や炎症が痛みを引き起こすことがあります。過度の運動や急激な動きが原因となることもあります。

 

3. 神経の圧迫: 脊椎の問題や神経の圧迫によって、肩甲骨から脇にかけての痛みが生じることがあります。

 

4. 内臓の問題: 肩甲骨周辺の痛みは、心臓や肺、胃などの内臓の問題に関連している場合もあります。特に心臓の問題は注意が必要です。

 

肩のまわりには、「回旋腱板」(かいせんけんばん)と呼ばれる筋肉があります。 筋肉といっても一本の筋肉ではなく、4つの筋肉が集合したもの。 棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋という筋肉が集合して肩甲骨と上腕骨をつなぎ、 肩の関節を安定させる働きを担っています。

 

実はこの4つの筋肉、それぞれはとても弱め。だから常に協力しあっています。 お互いに足りないものを助け合う意味では、共同作業するのは望ましいこと。 ただ、くたびれてきたときに、少し困った問題が生じてしまいます。 何が問題かというと、「自分だけ休むことができない」のです!

どんなにくたびれても、他の筋肉が働いていれば、無理をしてでも働くことになります。 だから、「肩がこった」と感じる頃には、つながって働いている脇の筋肉も、 同じように疲労を溜め込んでしまっているというわけです。

 

肩こりは脇こりという症状を引き起こし、脇こりも肩こりを引き起こします。 慢性的な肩こりを抱えている場合は、脇こりが原因かもしれませんね。

 

肩こりで脇の下が痛い原因

 

トリガーポイントとは、痛みの引き金になるポイントという意味です。

痛みがあるということは、どこかにトリガーポイントが存在するということです。

トリガーポイントは、筋肉や筋膜にできやすく、肩こりの場合は、首や肩、背中にできます。

肩こりになる方は、猫背の人が圧倒的に多いです。

 

猫背になると、背中の筋肉が張った状態となり、逆に胸の筋肉(大胸筋)が縮こまった状態となります。

肩甲下筋という筋肉にトリガーポイントができた場合も脇に痛みが出ることがあります。

肩甲下筋は、肩関節を動かす筋肉で、五十肩などでトリガーポイントができやすいです。

普段から肩をあまり回したりしていない人は、この肩甲下筋が原因かもしれません。

・大胸筋

・肩甲下筋

中には、首の筋肉から脇に痛みが出ていることもありますが、ほとんどこの2つのパターンです。

 

なぜ脇の下がこる?脇こりの原因をチェックしよう

では、どのようなときに脇がこるのでしょうか? 脇がこる主な原因には、「肩甲骨の使い方」が深く関わっています。 肩甲骨の「使いすぎ」や、逆に「使わなさすぎること」が脇こりの原因。

 

たとえば、長時間デスクワークをしていると、ほぼ肩甲骨を動かしません。 すると、肩甲骨周りにある回旋腱板は当然、硬く緊張してしまいます。 これが、肩こりや脇こりを引き起こす原因になってしまうんですね。

 

逆に、肩甲骨に極度の負担をかけすぎても、筋肉は疲れてしまいます。 普段、意識することのない脇の筋肉ですが、思っている以上に働いています。

たとえば、腕を上げるとき。肩や腕だけでなく、脇にも負担がかかりますよね。 知らない間に受けたダメージが筋肉疲労を引き起こし、脇こりの原因になります。

 

ですから、肩こりや脇こりを防ぐには、「肩甲骨を適切に使うこと」が大切。 長時間の同一姿勢や、過度な負担がかかる運動や動作は、なるべく避けましょう。

 

脇の下ほぐしのメリット

脇の下に痛みが生じていない場合でも、肩こりの対処法として脇の下ほぐしがおすすめです。その理由は、脇の下ほぐしが肩甲骨まわりの可動域を広げられること、血行やリンパの流れを良くすることが挙げられます。

肩甲骨まわりの可動域が広がる

肩こりは、肩甲骨の動きの鈍さが原因になることがあります。そのため、肩こり対策として肩甲骨の動きを良くすること、肩甲骨まわりの筋肉の緊張を和らげることが有効です。

 

脇の筋肉は肩甲骨とつながっているため、脇の下をほぐすことで肩甲骨まわりの筋肉の緊張も緩和することができます。

血行やリンパの流れが良くなる

人の身体にある血管やリンパ節は、老廃物や疲労物質を流す役割があります。筋肉が緊張して血行やリンパの流れが悪くなると肩こりの症状が現れやすくなるため、注意しなくてはいけません。

 

そこで、有効なのが脇の下ほぐしです。脇の下には血管やリンパ節が密集しており、脇の下をほぐすことで、老廃物や疲労物質の流れがスムーズになります

肩こりにならないための3つのポイント

肩こりは主に首や肩、背中などの筋肉に過剰な負担がかかったり、血行不良が生じたりすることで現れやすくなります。

これらは日常生活の習慣を見直すことで、肩こりの解消へとつながります。肩こりを予防するためにも、以下のことを日常生活で意識しましょう。

正しい姿勢を意識する

人の身体は、横から見たときにS字を描いたように見えるのが理想です。姿勢が悪くなると理想的なS字から崩れ、身体に歪みが生じてしまいます。

理想的なS字カーブを崩さないためにも、普段から背筋を伸ばして首と肩の筋肉をリラックスさせる姿勢を心がけましょう。

同じ姿勢が続くと身体がゆがみやすくなるので、できれば30分に1回の頻度で休息を挟みましょう。そして、休憩時には首や肩をほぐしてみてください。

運動やストレッチで筋力をつける

正しい姿勢を保つには、筋肉が必要です。とくに肩まわりや背骨まわりの筋肉、背骨を支えるインナーマッスルを鍛えることが重要になります。

これらの筋肉を鍛えるには筋トレが有効ですが、普段あまり運動をしていない方はまずストレッチやウォーキングなどを取り入れてみましょう。

日常的な癖を見直す

身体の歪みは、次に当てはまる方が起こりやすいです。

・猫背の姿勢で過ごす時間が長い

・長時間デスクワークを行っている

・筋肉を偏って使う癖がある

・長時間スマホ操作をしている

・本や漫画を長い時間読む

デスクワークが多い方は、座り方や首の傾きにも注意するようにしましょう。また、足を組む、いつも片方の肩にバッグをかける、などのように身体の使い方に偏りがある場合も身体のゆがみの原因になります。

肩こりを予防するためにも、筋肉を偏って使う癖がある方は改善に努めましょう。

 

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まとめ

当店では、痛み身体の不調は姿勢が関与して

いると考えています。「姿勢」を整える事に着目し、お身体のお悩みを根本から解決していき、筋肉の【アンバランス】から来る姿勢の乱れを、整えていくことを目的とした手技療法になります。